みなさん、おはこんばんにちは!ジョージぱぱです。
登録販売者資格ってご存知ですか?
そしてこの資格は転職に関係ある?と思った方がたくさんいらっしゃると思います。
登録販売者資格とは厚生労働省認可で各都道府県知事認定の資格で
小売業界に勤め、かつ、医薬品や医療機器を販売する店舗で働く際には必須資格なんです!
つまり、ドラックストアや大型ショッピングセンター・ホームセンターやコンビニで働く方に
武器になり、転職に役立つ資格なんです。資格保有しているだけで即採用もありえます。
今回はインターネット上で上位検索1位の、
『登録販売者資格 ぶっちゃけ必要なの?』について
簡単に調べてみましたので、ぜひ読んでみてください。
たしかに、ドラックストアって従業員さんたくさんいますよね。
目次
ぶっちゃけ登録販売者資格は必要?(メリットあるの?)
みなさまの一番の疑問はこちらの資格取得は何のメリットがあるの?
資格保有しているとどういう扱いをされるの?という所だと思います。
理由はとても簡単です。
企業で店舗を構えていて、対面販売を主とした時に、一般医薬品(処方箋が不要の薬)を
購入してもらい、売り上げを出す場合は、店舗内に必ず1人は登録販売者資格保有者が
常勤していないと医薬品を陳列して販売してはいけないという、薬事法という法律が
存在します。
簡単にいうと、薬を売りたい時は、登録販売者一人は店の中にいてねってことですね。
その為、医薬品販売をしたい企業としてはたくさん登録販売者がいないと、売上が減る
ので資格保有者をたくさん必要としてるということになります。
それでは具体的に必要な理由を説明します。
給料が増える(資格者手当)
こちらはどの企業でも必ずもらえる資格手当です。
おおよそですが、月額1-2万円は手当代がもらえます(正社員・パートで多少格差あり)
実際に元ドラックストア歴11年の筆者ですが、どこの企業でも必ずもらえるお金だったので
持ってるだけかなりお得です。
関連職種の採用率があがる(ほぼ確定で採用される)
こちらも数社の企業を渡り歩いた筆者だから言えるのですが、資格保有者の再就職率は
ほぼ100%といっても過言はないです。
小売業界はどの業種でも出入りが凄く多いです。
企業は絶対に公表しませんが、年間でみると離職率は、全国平均で5位の業界になるそうです。
辞める人が多い分、新規で入る人も多いということですね。
- 1位:飲食サービス業界・宿泊業界⇒離職率50.4%
- 2位:娯楽業界・生活関連サービス業界⇒離職率46.6%
- 3位:教育・学習支援業界⇒離職率45.9%
- 4位:医療福祉業界⇒離職率39.0%
- 5位:小売業界⇒離職率37.4%
働ける場所も選びやすい
都市部・郊外・過疎化地域にもよりますが、今では登録販売者資格が欲しい企業は
ドラックストアだけではありません。
スーパーマーケット・ホームセンター・ショッピングモール・コンビニ など
任される仕事は医薬品販売を中心とした仕事ですが、選択権は増えるので、就職や
転職の際には大きな武器になります。
登録販売者ぶっちゃけしんどい所は?(デメリットは?)
どんな職種でも良い所の裏には悪い所が存在しますので、もちろんデメリットもあります。
実際に元ドラックストア10年以上経験した筆者が経験したり、知っている情報で
わかる範囲で説明します。
シフトがコロコロ変わる
これは元店長だから大変分かりますが、わざとではないのですが、シフトは固定ではないです。
計画段階から、8時間労働中内で、
朝から勤務(8-17時・内1時間休憩)⇔昼から勤務(13-22時・内1時間休憩)
こちらを毎日変更しながら組むのが普通です。というよりそうしないと従業員が少なくて、
店舗営業が出来ないんですね。
慣れると苦にはならないですが、基本は固定時間で出退勤したいですよね・・。
転勤が多い(店舗間の異動)
転勤・異動は企業によって全く違う制度で取り決めているので、必ずしも全てに
該当しませんが、目安としては6ヵ月~1年を目安で店舗間異動が発生します。
早い場合は1~2ヶ月も当たり前です。
企業によっては社宅制度もあり、引っ越し費用や家賃面の補助もありますので、
その都度費用が掛かるのではないのですが、メンタルをやられて辞める人は多いです。
仕事面で肉体労働が多い
レジ業務をメインに、商品の補充をしたり、接客業務をしたり・・・。
レジ打ちは連続で1時間以上する時もありますし、商品補充は1日かかる場合もあります。
仕事の割り振りは、性別問わず誰でもしないといけない為、ハードワークの辛さで辞める人も
多いですね。
店舗内掃除や雑用業務も多いので、毎日同じことを繰り返しすることはしんどいです。
接客業が苦手な方には・・・。
これはこの業種だけではないですが、サービス業なので、接客応対が苦手な方には
おすすめ出来ません。
正社員であれば、クレーム対応もありますので、強靭なメンタルが無いと辛いでしょう。
デメリット面が多すぎて・・・。本当に登録販売者資格は必要かなぁ?
登録販売者資格の取得条件はあるの?
登録販売者試験は誰でも受験可能
2015年より受験はどなたでも参加が可能となりました。
ドラックストアに就職した場合は、仕事をしながら受験の勉強をし、受験を受ける形が
一般です。ここからが重要ですが、
資格取得=登録販売者資格の手当てをもらいながら働ける ではありません!
資格の手当てを貰いながら働くには、2年間の実務経験が必要です。
一部特例はありますが、2年間実務は絶対です。中途就職の場合は
内定会社に証明を出す必要もあります。
実務経験2年間の証明⇒正規の登録販売者へ
正式には、登録販売者店舗管理者となって初めて正規の登録販売者となります。
登録販売者の店舗管理者要件について
次のいずれかに該当すること
- 過去5年間のうち、医薬品の販売スタッフとして80時間以上働いた月が通算24ヶ月以上ある
- 過去5年間のうち、医薬品の販売スタッフとして働いた月が通算24ヶ月以上、かつ、勤務時間が通算1,920時間以上ある
*勤務時間が月80時間に満たなくてもカウントされる。5年間(60ヶ月)で通算1,920時間以上ということは、1,920時間÷60ヶ月=月32時間が勤務時間の目安となる
また、登録販売者は毎年外部研修を受け、研鑽を積むことが求められています。
登録販売者の外部研修について
- 事業者は、毎年12時間以上の外部研修を受講させる
- 研修機関は、研修修了後に修了証等を交付する
- 研修機関は、次をカリキュラムに含める
1. 医薬品に共通する特性と基本的な知識
2. 人体の働きと医薬品
3. 主な一般用医薬品とその作用
4. 薬事に関する法規と制度
5. 一般用医薬品の適正使用と安全対策
6. リスク区分等の変更があった医薬品
7. その他登録販売者として求められる理念、倫理、関連法規等
資格を取るのも大変そうだけど、資格の維持ももっと大変そうだね・・・。
参考資料 登録販売者試験 合格者推移 年度別
今回の記事では登録販売者試験に関しては記載せずに、改めて別の記事で書きますが、
去年の合格者推移についてこちらで紹介します。
令和2年度 登録販売者試験実地状況 | |||
都道府県名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
広島県 | 1039 | 604 | 58.1% |
愛知県 | 2786 | 1561 | 56.0% |
山口県 | 517 | 279 | 54.0% |
三重県 | 735 | 390 | 53.1% |
香川県 | 518 | 262 | 50.6% |
静岡県 | 1263 | 636 | 50.4% |
岩手県 | 691 | 346 | 50.1% |
島根県 | 280 | 140 | 50.0% |
岡山県 | 869 | 429 | 49.4% |
愛媛県 | 622 | 300 | 48.2% |
北海道 | 1815 | 861 | 47.4% |
大分県 | 566 | 265 | 46.8% |
群馬県 | 1009 | 470 | 46.6% |
岐阜県 | 1262 | 583 | 46.2% |
山形県 | 403 | 179 | 44.4% |
宮城県 | 1665 | 736 | 44.2% |
茨城県 | 1240 | 545 | 44.0% |
富山県 | 549 | 239 | 43.5% |
福岡県 | 2655 | 1154 | 43.5% |
熊本県 | 821 | 355 | 43.2% |
石川県 | 765 | 330 | 43.1% |
栃木県 | 893 | 385 | 43.1% |
青森県 | 689 | 297 | 43.1% |
長崎県 | 529 | 221 | 41.8% |
関西広域連合 | 8132 | 3230 | 39.7% |
佐賀県 | 398 | 158 | 39.7% |
高知県 | 383 | 152 | 39.7% |
秋田県 | 414 | 162 | 39.1% |
神奈川県 | 2671 | 1033 | 38.7% |
鳥取県 | 200 | 77 | 38.5% |
新潟県 | 883 | 332 | 37.6% |
鹿児島県 | 849 | 310 | 36.5% |
沖縄県 | 796 | 286 | 35.9% |
奈良県 | 1726 | 612 | 35.5% |
宮崎県 | 485 | 171 | 35.3% |
福井県 | 477 | 166 | 34.8% |
千葉県 | 2140 | 737 | 34.4% |
福島県 | 692 | 236 | 34.1% |
東京都 | 4437 | 1464 | 33.0% |
山梨県 | 287 | 92 | 32.1% |
長野県 | 1318 | 419 | 31.8% |
埼玉県 | 2490 | 749 | 30.1% |
合計 | 24181 | 11567 | 47.8% |
参考:厚生労働省|これまでの登録販売者試験実施状況等についてより作成
都市部と地方で受験者数の違いに格差がありますが、合格者率が40%以下の県は試験内容が難しめの県です。ほぼ例年固定の難易度です。
月給・年収はどれくらい?
企業ごとに給料の幅は違いますし、あくまで予測の範囲内になりますが、
- 月収 19万~32万円 平均23万円程(残業代等は含まないとして)
- 年収 280万~460万 平均310万円程 (年2回賞与が支給&残業代は含まないとして)
筆者自身が正社員で役職無しの場合で、月給は平均より1-2万少ないくらいがスタートの
金額でしたね。
あと、企業ごとだけではなく、個人ごとに違う一番のポイントは
個人評価システムが必ずどの企業でも存在します。
小売業界では、年功序列は存在しません。実力主義の社会なので、
普段の仕事の頑張りを賞与や昇給にしっかり反映してくれます。
筆者自身も、未経験入社1年半足らずで店長に昇格して働いていました。
5‐10年たっても役職無しは絶対ないです。
半年働いたら一人前と言われる業界なので、取り組み次第で収入はすぐに安定します。
頑張りを反映してくれるのは嬉しいね!
登録販売資格の合格も賞与に反映するみたいですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は簡単にですが、登録販売者資格ってぶっちゃけいるのか?という疑問について
調べてみました。
色々と調べてみると、マイナス部分や企業のグレーな部分を書いている記事も
見受けられましたが、実際に10年以上働いていた筆者自身としては印象が違います。
確かに中々登録販売者試験に合格出来ずに苦しんでいた人や、仕事の評価をしてもらえず
苦しい環境と不安定な収入面で働いている人は多くいましたが、まずは
登録販売者資格を確実にとり、店舗責任者としての一歩を踏み出せば必ず評価してもらえます。
資格保有者=店長職への近道は絶対ですので、安心してください。
その為、資格は絶対必要です!試験は一般の資格より少し難易度も高く難しめですが・・・。
今後、他の記事でも登録販売者試験のことや、小売業界の知識等に触れたものを書きますので
良ければまた見て下さい。
この記事を読んで頂いた方のお役に少しでも立てていれば嬉しいです。
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こんな資格なくても働けるんじゃないの?