みなさん、おはこんばんにちわ!ジョージぱぱです。
みなさんの身近にはあまりいらっしゃらないとは思いますが、音楽やピアノに携わる
仕事の方、またはピアノを習っている人なら知っているはずの『ピアノ調律師』
実はジョージぱぱも数十年前、社会人として初めてした仕事はピアノ調律師なんです・・。
4歳から習わされていつの間にか・・だったんですが、
今回は、今から調律師になろうと考えている方や、将来は調律師になろうと
している方・その親御さんに向けて、ネットで上位検索すると1番最初に出てくる
『ピアノ調律師 年収』について
簡単に調べてみました。
最近テレビでもちょこちょこ取り上げられてる仕事ですよね。
目次
いきなり!ピアノ調律師の年収は?
ピアノ調律師の年収は、契約条件(会社員・業務委託・フリーランス)こちらの
3点の形で全く違います。また仕事の内容も少し違います。
筆者自身は始め会社員としてスタートしました。ほとんどの方がまずは地方にある
楽器店のピアノ調律師として就業開始するはずです。
それでは、業務内容とあわせて説明します。
正社員の場合
- 年収250-350万
- 月収 手取り 15-18万円
- ボーナス年1-2回支給(金額は会社の業績による 目安は10-20万)
- 勤務時間等は会社員と同様 8時間勤務
- 調律顧客のテレアポを在宅時間にする為、17‐19時までは残業もあり。
- 音楽教室生徒へのピアノ販売のフォロー
- 音楽教室生徒の募集活動のフォロー
- 音楽教室主催コンサートや、プロアーティストのコンサートの、ピアノ調律とフォロー
業務内容と併せてさらに説明すると、地域性もありますが、調律業務は
毎日の訪問顧客目安は1-3件 1件あたり2時間滞在し作業とフォローをします。
総顧客数も、在籍調律師の数や地域にもよりますが、500‐600件あれば十分位です。
正社員の場合は調律だけの仕事をする場合は絶対ないです。
あくまで楽器店従業員の1部なので、他の部署のフォローは必ずします。
その他、新規顧客集めのために、ピアノ保有者で現在使用していない顧客を
掘り起こす作業(訪問や電話で調律しませんか?とお願いをする)もあります。
私の場合、新人の時は受け持ち顧客が少なかったので、
この掘り起こし作業で顧客をたくさん増やしてました・・。
恐らく、めっちゃ給料安い!と思われる方がほとんどでしょう。
そうなんです。自分で稼いだ調律代金をはるかに下回る給料しかもらえません・・・泣
楽器屋の収入の7-8割以上が、音楽教室生徒の月謝代で成り立っています。
調律のみの会社の場合、少し収入のバランスは違うと思いますが、
似たり寄ったりとのことです。
業務委託(嘱託社員)の場合
- 年収 350-450万
- 月収 手取り 25‐35万
- ボーナスなし
- 社会保険・雇用保険・福利厚生なし
こちらの業務委託・嘱託社員とは、正社員契約ではありません。
会社に属す形ではなく、仕事をもらうだけの関係となります。こちらも地域性にもよりますが
受け持たせてもらえる顧客数には限りがあります。
一番の特徴は、調律で頂いた金額のうち決められた割合で収入を分配するというところです。
大体が、楽器店オーナー3割:調律師7割 ですかね・・。
(例)調律代金が合計10000円だった場合
楽器店オーナー取り分3000円⇔調律師7000円 などなど
そのため、収入は思っているほど高くはなく、生活する上では厳しいので
個人で新規顧客獲得をする必要があります。
フリーランスの場合
- 年収 200万-1000万
- 月収 10万-50万以上も
- ボーナスなし
- 社会保険・雇用保険・福利厚生なし
いわゆる個人事業主として経営しているの方・または法人化して会社運営している人、
または海外でプロピアニストの専属として仕事している方とさまざまです。
ただし、フリーで仕事する為には調律顧客が600-1000人以上いないと成り立ちません。
現在の少子高齢化時代では、子どもの数も減り、ピアノを習う子も減り、ピアノを使う人も
かなり激減しています。
その為、現役で40歳-60歳のピアノ調律師が顧客を独占している状態(全国で)なので
今から起業してフリーランスで働き、収入を安定させるのはかなり難しいです。
筆者自身も副業としてSNSを通してフリーランスの仕事依頼を受付していますが・・
まったく仕事ないです・・・。
専門知識と技術で儲かりそうだけど、仕事があまりないんだね。
ピアノが好きで音楽好きじゃないと続かなそうです・・・。
会社員勤め⇔フリーランス どちらが儲かるの?
会社員(正社員)の場合
年収やボーナスに関しては勤務年数が長くなっても変わる事はないでしょう。
調律顧客の増加を促す行動や、楽器販売をフォローし販売を成功させても
それはあくまで会社従業員としてサラリーマン方がする行為と同じ為、評価対象にはなりますが
報酬対象とはなりません。
役職が付いたり、調律師が楽器屋に一人しかいない場合で調律代金の収入計が多い場合でも
収入には大きく影響することは無いと思います。
ただし、調律学校等で技術を学んだ後に、まず現場で仕事をする場合は
正社員の会社員として実務経験を積むことが、一番の技術力向上と知識を増やすことに
繋がります。その為、まずは楽器店専属の調律師になることをお勧めします。
通常は、個人宅顧客を訪問し調律することがメイン業務となりますが、その他にも
コンサートピアノの調律を楽器店経由で依頼されたり、属した企業によっては
調律師学校でのアップグレード授業や研修も実施されています。
また、国家資格級と言われている資格で、調律師協会団体が認証している資格もあり、
会社から補助が出て試験に挑戦も出来ます。
収入の増減はなく、平凡に安定した収入とはなりますが、その分、知識や実務での技術
をしっかり学びつつ、研修や資格獲得が出来ます。
フリーランスの場合
仕事を開始した直後から数年は月収見込みがまったくないので、収入面では
ない物だと考えて、準備期間と自己資金で運営する形が一般的なものだと思います。
顧客獲得と販路開拓が確立した後は、
調律代金=サービス料金=すべてが収入として自分に入る
となり収入は安定的に多くなります。
その為、例えば月に30件を1件当たり1万円で調律したら
30件×1万円で30万円の収入となりますので、会社員勤務より圧倒的に収入が多いです。
また仕事のペースや稼働時間に関しても自由に選べる所も魅力ではあります。
資格獲得や技術向上をする場合も、自己投資さえすれば可能なので、
学べる環境は十分にあると言えるでしょう。
まずは会社員から始めて地道に貯金しながら頑張るか・・・。
えっ、お姉ちゃん・・・。将来はVチューバーになるって・・・。
ピアノ調律師の求人情報・就職先情報
ここでは、ピアノ調律師学校で知識と技術就職後の就職先情報を紹介します。
10数年前に比べると、調律師学校の生徒募集枠がどんどん減少しています。
また調律師の総人数も飽和状態となり、仕事数が足りてない地域もたくさんあります。
平凡に仕事がしたい・・だけでは生活する為の収入は得られないのが現状です。
求人情報
求人についてはその都度インターネット求人などに大手楽器屋では募集が出ている筈です。
ただし、全てにおいて、調律学校を卒業済または卒業予定の方と
記載されているはずです。技術を学べる場所は学生生活中に個人で調べて選ぶ必要が
ありますのでご注意ください。
筆者の場合、ヤマハが経営しているヤマハピアノテクニカルアカデミーの卒業生です。
また別記事にて紹介しますのでぜひ読んでみてください。
正社員だけではなく、嘱託社員の求人についても大手楽器店でよく見かける為
自分の条件にあった楽器店と契約しましょう。
就職先情報
技術学校卒業後の就職先は、ほとんどの場合が自分で選んで、就活する形です。
楽器店の調律師募集人数にも限りがあります。
常に募集する必要もない程に、ピアノ使用者が激減している為です。
技術を学ぶ学校を探して学びつつ、就職先に面接等をしながら確保する必要があります。
フリーランスで始める場合は、独自の考えで顧客獲得する形なので自由に出来ます。
また筆者の場合、ヤマハの調律師学校は就職率100%で、就職先を学校が
斡旋してくれます。つまり、卒業後必ず就職できます。
個人としてはヤマハピアノテクニカルアカデミーに入る事をお勧めします。
なかなか現実は難しそうだなー。悩んじゃいますね・・。
いろいろと調べてから行動することをおすすめします!
まとめ
いかがでしょうか?
気になる収入面は情報として伝わったと思います。すでに仕事をされている先輩調律師の
方がSNSやWEB上で仕事のメリットや収入のことを書いてますので
気になる方はそちらも調べてみてください。
こちらの記事が少しでも読んで頂いた方のお役にたてれば嬉しいです。
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